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セレブねえさんの告白。○○○セレブはダメよ



とある大学の学食の昼時。

マナミさんと真子さんは恋活パーティでいかにいいオトコを落とすかという攻略法を練っていました。

ワンダーフォーゲル部で先輩後輩の間柄の真子さんとマナミさん。趣味コンの恋活イベントに先輩の真子さんがマナミさんに一緒に行こうよ、と声をかけました。

先輩から強引に誘われ、マナミさんもむげに断ることができません。この際、奥手の先輩のためにひと肌ぬいで借りを作っておくのもいいかと思いました。

「マナミちゃん、あんた、真正のセレブって知ってる」
そう真子さんが聞くので、マナミさんが
「知ってますよ。シンセイもカセイも」と即座に答えます。(#^.^#)

にんまり顔のマナミさんを、食べかけのスパゲティを口の中でもモグモグさせながら、しばしジッと無言で見つめる真子さん。< 聞いてはいたけど、おそろしい後輩だ >とたぶん思ったに違いありません。

数日前に、メガネをコンタクトに替えたばかりの真子さんが、目をしょぼつかせながら
「真正のセレブっていうのはね。血統書付のセレブのことをいうの。そこいら辺にいる株成金のことじゃないの」とマナミさんに釘を刺します。

「真正だったらカセイでもいいのよ」あら、何の話かしらと真子さんが言葉に詰まると、
「んじゃ、先輩、もっとラグジュアリーなイベントじゃないとだめでしょう。趣味コンじゃ」とマナミさんは切り返し、< ないない、真子先輩にそれはない。人の縁といっても分相応というものがあるんだから >という言葉が喉まで出かかります。

シンセイだのカセイだのと場所もはばからず、声高に会話しながらスパゲティをむさぼり食う二人の女子。傍にいたメガネ男子が、急に午後の授業があったのを思い出したかのようにそそくさとイスから立ち上がります。

< これが例の肉食系か >とメガネ男子は思ったに違いありません。メガネ男子がテーブルから離れようとすると、「あ、これ、忘れもの」とマナミさんがノートを差し出します。

メガネ男子は少しばかりこわばった顔で「ありがとう」と礼をいうや、小走りでそこから逃げるように立ち去ります。メガネ男子が振り返ると、シンセイもカセイも知っているという肉食女子がにんまり顔で小さく手を振っています。もう一人のガタイのいいほうは熊と同棲中の山ガールかよ、こえ~、メガネ男子は今日は一体どんな日なんだとスマホを取り出し、占いアプリに目を通します。



話をマナミさんと真子さんの会話に戻しましょう。

「マナミちゃん、あんた、わかってないわね」

「え、はいはい」と軽くうなずくマナミさん。

「シンセイでもカセイでもイーディでもね、他のオンナにも目もくれない、一途な人がいいのよ。そういうのを真正セレブっていうの」

「はあ、、、」

「うちの近所にセレブねえさんて私が呼んでいる人がいるのね。けっこうなBBAなんだけど、どうしてもおねえさんって呼べっていうから仕方なくそう呼んでんだけどね。その人の元ダンナが結構なハッタリ大魔王で色ボケだったのね。最初、知り合った時、タワーマンションかなんかに住んでて、ガイシャもBMWだの2台持ってて、羽振りも良くてね」

「いますね。よくそういう人」

「んで、しばらく付き合って、美味しいものも食べさせてくれるし、この人と一緒になったら旅行にいったり楽しい思いができるかなって思ったらしいのね」

「ありがちですね、、」

「そいでね、まあ、結婚するわけだけど、もともとが打算だから、実際に結婚してみると調子狂っちゃうことがいっぱい出てくるわけ。こんなはずじゃなかったって。まあ、ありがちだけど、浮気、それから散財。もともとダンナさんっていう人は株で一山当てた似非セレブだから、芯がない人で、遊びまくってるわけ。それで、2年くらいでセレブねえさんもとうとう愛想をつかして別れたんだけど、もうカセイセレブはこりごりだって」

「よく、聞く話ですね」

その話に全く動じる気配もないマナミさんに、< こいつはルーピーか >と真子さん。

「でも、2年間良い思いしたんだし」とマナミさんも返します。

「でもないのよ。その後が大変で」

「はあ、、、」

「セレブねえさんは浮気相手に刺されちゃうし」

「ありがちですね。・・・・・・え、えええ~(゚д゚)!!!さ、さされたんですか~。こ、ころされかけたってことですか!!」

「あるわけないでしょ、そんなことが。私が何も知らない清らかなオトメだと思って、セレブねえさんが吹いてるだけよ」

「清らかって、先輩、それ、ちょっとキツイっすよね」マナミさんがそういうと、

真子さんは、< お前に一体私の何がわかる >といった目でジッとマナミさんを見つめ、

おもむろに、タバスコを均等に振りかけたスパゲティを口元に運ぶと、

「まあ、せいぜい、いやがらせの無言電話が毎日あったとか、そんなとこよ」

「それでも、こわ~!!」マナミさんは、手元のコップの水を一気に飲み干します。

「毎晩ね、隣で寝ているダンナをいつ絞め殺してやろうかってそんなことばっかり考えてたらしいわよ」

「そんなニュースありましたよね」

「マナミちゃんさ~、だからオトコはよく選ばなくっちゃダメだって。いや、オトコを選ぶ前に、そんなオトコを引き寄せる自分の中の魔性をなんとかしなきゃ、ダメってことね」

「なんですか。その魔性って」

「やっぱお金でしょ。金ボケね、一番の魔性は。金と一緒にしょいこむ苦労もあるってことよ。セレブねえさんの話だと、金ばっかり追いかけている人に、おもわぬ金が入った時は不幸も一緒にしょい込む時なんだって。でも、そうじゃない人はそうでもなくて、金があってもなくても普通の日常であって、関心は他のことにあるから、まず不幸と感じることは起きないそうなのね」

「へえ~、そうなんですか。感性の問題ですね」

「エネルギーの問題よ。ちゃんとした芯のない人は、お金の悪いエネルギーに引っぱられるんだって」

「でも金のないオトコより、あるほうがいいじゃないですか」

「ほらほらね、あんたはそんなふうだからね。たぶんカセイセレブにひっかかる口ね」

「真正セレブっていうのは、まああんまり面白味はないけど、例えばイチローみたいなオトコでしょ。なんかこう一途に何かに打ち込んでる人って感じで。よそのオンナなんかにも目もくれそうにないし」

< まさか、明日の趣味コンにそんなオトコは来ない >マナミさんは軽い意識の倒錯を覚えました。

「趣味コンもいいですけど、松先輩なんかどうですか」

マナミさんはいつか飲み会で、3年の松先輩が真子先輩のことを密かに思っていると話していたことを覚えていました。

「あいつはダメでしょ。カッカッカッて笑うのがキモいし。金なんか持ってないんだから」真子さんは即座にそう切り返すと、タバスコをめいっぱいかけたスパゲティを一気にたいらげました。

< この人も間違いなく一回はカセイセレブに引っかかる口だ >そう、マナミさんは確信しました。

「さて行くか、明日は勝負だ」とイスから立ち上がる真子さん。

まさに、オトコ狩りにいく女闘士という形相です。たぶん真子先輩にはカセイセレブさえも近寄らない、とマナミさんは同時に安堵もしました。



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